総理の代表質問(?)

2008年9月29日 (月) ─

 麻生総理の所信表明演説。昼の開会式を経て、午後2時からの本会議。

 民主党代議士会で、これから行われる総理の所信表明演説原稿です、と受け取って議場に入ってめくりながら「なんじゃぁ、こりゃぁ!?」

 所信表明というよりもむしろ、総理からの民主党への代表質問。正直驚いた。

 確かに総裁選挙のときから麻生さんはずーっと、民主党のことを意識されて語られていたが、総理に就いて所信表明ではご自信の理念と政策を国民に問うものだとばかり思っていた。驚きと、残念ながら失望。そんなに、小沢さんのことが気になるのか...。一国の総理だろうに...。

 与党から選ばれた行政府の長が国会審議の中で、野党代表に「政権とったらどうするおつもりか?」と聞くのは、おかしくない?

 そんなに気になるなら、聞くべき、問うべき相手は国民だ。即座に解散すべし。お互いの主張をぶつけて、国民に信を問うべきである

 小泉総理は、さまざまな論評があると思うが少なくとも民主党がどうだこうだとはおっしゃらなかった。換言すれば、ご自身の政権運営に自信があったのだと思う。しかし、安倍総理からは福田さん、麻生さんと皆一様に民主党への不満や対抗心を持ってものごとを総じておられる。

 ちょっと、見るべき視点が違うのではないか、と率直に感じた。TBS(膳場さんからマイクを向けられたので...たぶん)のインタビューにもそう答えたのだが伝わっているだろうか。

 あさっての代表質問には小沢代表が立つ。そして、二番手は鳩山幹事長。おそらく、こんな所信表明には意も介さないのではないかと思うがその中身は大変興味深い。

 本会議後に予算委員会の打合せがあり、与党が予算委員会開催に難色を示していることを岡田筆頭理事から聞かされる。麻生総理が、補正予算成立を念頭に、という報道とは裏腹の国会対応を相変わらず与党はやっているようだ。

 予算委員会やるもよし、解散総選挙やるもよし、こちらはどちらでも対応可能、準備万端だ。岡田筆頭理事からは、予算委員会が開かれた場合の質疑者の指名もあった。なるほど。了解。

 いつでもどこででも全力投球するつもりで、ブルペンでの投げ込みは十分。まだまだ、ワクワクする時間が続きそうだ。

総理の代表質問(?)