緊迫高まる補正予算締めくくり

2008年1月29日 (火) ─

 朝からの補正予算審議も、与党提出のタイミングが図られている「つなぎ法案」をめぐって混乱する。理事会が長引き、25分遅れで審議開始。

 二日目の補正審議はもう「締めくくり質疑」だ。

 民主党からは西村智奈美、笠浩史、山井和則代議士の三人。つなぎ法案について、「政府は承知していない」との昨日の総理答弁に再度確認を繰り返す。

 午後も再開はずれ込む。今日中の補正予算採決が見込まれているが、本会議に緊急上程で「つなぎ法案」が出されるとも言われる。委員会審議もすっ飛ばしてとなると、これはかつてないほどの荒っぽさだ。

 一方、補正予算本会議採決における反対討論を前原理事から指名される。所要10分だからそれほど長い演説ではないが、委員会審議と討論の準備を並行させる。

 去年も、補正予算審議は柳沢厚労大臣の「生む機械」発言で不正常となった。結局、「少子化問題」の集中審議を二日間行うことで与野党決着し、総予算審議が始まったのは2月7日だった。

 今年は、補正審議も行っているので去年の二の舞とは言わないが、どうなるかは予断を許さない。

緊迫高まる補正予算締めくくり