父の初盆を迎えて

2015年8月12日 (水) ─

 父の初盆で、嫁いだり、東京で暮らしていたりする子どもたちも帰ってきた。

 迎え火を焚き、菩提寺からご住職を迎えて法要を営んでもらった。

 昨年の半年間で両親を見送ることになったが、初盆は母とは1年ずれた。ようやく、両親の弔いについても、一段落がすんだ想いだ。お盆期間の最終日には、送り火を焚いて、父母の霊を見送る。

 大学生の長男には、お寺さんとのお付き合いや作法も含めてよく、見ておくように伝えた。

 いわゆる家制度は憲法24条等に反するとして、日本国憲法の施行に伴う民法の応急的措置に関する法律(昭和22年法律第74号)により、日本国憲法の施行(1947年5月3日)をもって廃止された。当然、長男だからどうだとか、現在において引き継ぐべき家督などはありもしないが、少なくとも「お墓を守る」意思だけは、長男に託したいとの想いだ。

 昨日までは、参院での安保特審議があり、防衛省による法案成立、施行後の工程を検討する内部文書が明らかとなり、国会軽視も甚だしいと野党が反発、流会となった。国会もこれにて、来週月曜日までは動かない。

 従って、日曜日までは地元で静かに父母の霊と向き合い、そして、お盆明ければ行われるといわれている、衆院予算委の準備をしっかり行う。

 世論の過半数は反対の意思を示している原発についても、川内原発が昨日再稼働し、また安保法制審議も混乱の極み。

 ご先祖様たちから、「何をやっているんだ」と笑われないようにしなければ。

父の初盆を迎えて