東で西で三人そろい踏み

2006年10月20日 (金) ─

 愛甲石田駅での朝立ちを菅さんとやって、街宣車に一人乗る。昼の12時半からの小沢、菅、鳩山の三人そろい踏みの街頭演説会の告知を中心に厚木市内を駆け巡る。

 この補選で、最後の神奈川16区となるが大変な熱気で包まれてきた。ウグイスさんとの息もぴったりで、なんだか、自分の選挙のような気合の入りように、自分でも驚く。

 本厚木駅北口での、トロイカ体制演説会は多くの人々が集まっている。鳩山幹事長、菅代表代行、小沢代表の順に演説が始まると行き交う人も足を止める。

 事務所を閉めてやってきているオニケンと一緒にビラを配りながら、混沌とした選挙の行方を二人で語るが、結果をもはや信じて頑張りぬくしかない。

 しかし、昨晩の駅頭での相手候補陣営による民主党中傷ビラ配りには驚いた。

 確か、以前に、01年の参院選のときかなんかにも中傷ビラを作ってばら撒かれたことがあったっけ。そこまで、やらなければならない状況に追い込まれていると実感しているのだろうか?。それとも、こういうのは選挙を仕切る幹事長のセンスによるものなのか。

 ここのところはこういった中傷ビラのようなものはさすがになかったから、安倍幹事長、武部幹事長の感覚にはなじまなかったということか。

 今の幹事長が判断されているとすると、300議席を誇る政権与党の幹事長として寂しい気がする。

 ウグイスさんから、「明日は来てくれないんですか?」と問われ、さすがに最終日に行ったり来たりは難しいと伝えたが、神奈川16区の「戦友」に別れを惜しんで大阪9区へ移動。

 ちょうどその間には、執行部三人は一足早く空路で茨木に入っていた。私は遅れて新幹線乗り継ぎで、たどり着いた先は阪急池田駅。松本政調会長と、候補者とでこちらも三人そろい踏んでの街頭演説。そのまま、ラストまで街宣車で池田市内を走る。

 ようやく、大阪の選挙事務所で一息ついたときには午後9時を回っていた。

 携帯にたまっているメッセージとメールで、来週の大臣所信に対する委員会質疑に早速指名されていることを知る。来週は、財金委での委員会質疑だ。

 チョットもホッとする間もないが、イーホームズ藤田社長の発言の余波はネットを通じて広がっているようで問い合わせが殺到している。もちろん、何度も言うようにこれまでも取り組んできたしこれからも取り組む。

 しかし、しっかりと情報の確度を高めて国会質疑に耐えうるものにしなければ何にもならないことは明々白々である。常に訴え続けてきた、「政官業の癒着の構図」を暴くこととは、政治家と官僚組織と業界団体のすべてから敵視される中で戦うことを意味する。安易な取り組みは厳に慎まなければならない。

 そして、補選が終われば触れたいと思うが、北朝鮮への対応を巡る問題として、「周辺事態法の適用」がある。これも、報道のあいまいさによってさらに情報が錯綜し、結果、混沌とした状況を作ってしまっている現状がある。

 安易に動いたり、発言したりすることの影響を、それなりの立場で考えていかねばならないことをこの状況は示唆しているのである。

 自分もまだまだ未熟であるし、人が完璧でないことは百も承知で、その上で政治状況というのがある一定の意図の下に作られようとしていることの怖さを、つくづく感じる。

 補選後が、またそれなりに頭が痛い(気がする...)。

東で西で三人そろい踏み