最後の攻撃的布陣

2007年6月6日 (水) ─

 与党の「天下りバンク」法案が今日通過すると報じられてい
る。

 断固反対なのだが、与党の絶対多数によって可決は避けられない。徹底抗戦を唱えて頑張ってきたのだが、先週の強行採決を回避させたところまでがギリギリか。

 しかし、粛々と採決とはいかせない。今日も、自民党の質疑者の質問はガンガンに切って返すつもりだし民主党からは、寺田学、川内博史、武正公一、長妻昭(敬称略)と攻撃的布陣で臨む。

 「消えた年金」は今日までの社保庁すなわち政府の責任だし、「天下りバンク」はそうした無責任の連鎖を相変わらず断ち切ることのできない天下り公認機関の創設だ。安倍政権が、今日までの膿を出しきって改革を実行するどころかごまかしを続けるその姿勢が明確になってきた。

 以前にこの日記に、「天下り禁止法案の準備を進めている。」と初めて書いたのが3月7日(2007年3月7日 まぶちすみおの不易塾日記 「民主党対案『天下り禁止法』」)。まる3ヶ月かかりっきりだった。

 年金の陰に隠れて、国民的関心事にまで世論を高めることができなかったのは僕の力不足を痛感するが、参院選のみならず今後も禍根を残すこの法案の行く末はしっかりと監視していかなければならない。

 今日の昼採決予定だが、デタラメ法案に対する強い怒りは今後も消えることはない。

最後の攻撃的布陣