日銀の天下り

2009年2月8日 (日) ─

 エコラバさんから、「日銀の天下りの実態どうなっているの?どうかひとつお願い」と頼まれた(http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20090207#p4)。

 僕が「官僚の天下り問題を熱心に追及している」と評価いただいてのこと。

 確かに「熱心に追求している」けど、僕の論点はあくまで「だからどうするか?」の制度論の方。個別の誰某(だれそれ)がどこへ行っていくらの報酬、退職金はなんぼ、というの実はやってないし興味ない。

 でも、確かに日銀の天下りというのは大事な問題だ。

 国家公務員法ではなく日銀法で規定されるみなし公務員の実態を明らかにすることにより、中央銀行のビヘイビアーがどのような判断基準で行われるようになるかが見えてくるかもしれない。まったく闇の中だもんな、今んとこ。たぶん日銀は、公務員ではないので「天下り」ではない、などと屁理屈こねるかもしれないけど、監視すべき点だよ、これは。

 よっしゃー、やりまっせ!徹底的に、情報開示求めて、ガンガンやる。ウーン、ここから、という手があったなぁ...。これはいいかもしれないなぁ。

 天下り問題を端緒に日銀にまっとうなマクロ経済政策の一端を担う金融政策を迫っていくってのは、なかなかな手だな。エコラバさん、ありがとう。

 そもそも、政府紙幣の発行などという一見荒唐無稽と思われる(僕は思ってないけどネ)ような政策までがなぜ持ち出されるているかを日銀は理解しているのか。白川総裁も、そうとう警戒しているようだし。

 今日も、与謝野大臣は政府紙幣の発行は国債の買い入れそのものと語っていたが、田原さんの突っ込みどおり日銀の買いオペやらせるって言ってみたら面白かったのに。

日銀の天下り