日曜政治番組

2005年12月12日 (月) ─

 日曜の朝は、報道2001から始まって、日曜討論、サンデープロジェクトと政治番組(討論番組)のハシゴ。これが、政治好きオヤジの日常である。

 追求ものとしてのクローズアップが甚だしい、「耐震強度偽装問題」ではあるが、これらの日曜政治番組にその件で初めての出演となった。

 フジTVの「報道2001」は、短時間の出演ではあったがこれまでの参考人質疑で明らかになった疑惑を説明。端的な説明に終始した。

 なんと言っても、これは竹村番組。大御所評論家、竹村健一さんへのスタッフの皆さんの緊張感がピリピリ伝わってくる。しかしながら、竹村健一さんからの突っ込みもなく、淡々と終わった。

 かつての政治部のT記者が応援(!?)に駆けつけてくれて、久々の再会に、フジの社員食堂でグァバジュースをいただきながら懇談。同じく、後(あと)出演の谷垣大臣とご一緒だった応接室よりも、リラックス。礼を言って、テレ朝に移動。

 一方、このテレ朝の「サンデープロジェクト」(サンプロ)は、同じく大御所評論家の田原総一郎さんによって成り立つ、田原番組。これも同様、スタッフは田原さんに対してピリピリである。

 こちらは、討論番組ということで日本ERIの鈴木社長、中澤副社長、東工大の和田教授、自民党の片山参議院幹事長(与党耐震構造設計偽装問題対策本部副本部長)の出席。

 前半は、検査機関がなぜ偽装を見破れなかったのか?、の田原さんの追求。そして、そこから検査制度の構造的問題や立法措置時の議論や、政府発表の支援策についての議論なのだが、自民党の片山参議院幹事長のそわそわした様子が気になった。

 あれは、ないんじゃないの。

 田原さんの言葉をさえぎってかぶせる発言の数々。招かれて、発言するなら一定の礼儀というものが求められないのか。正直言って、大臣まで勤めた方なのにガッカリした。いかにも、この話は早く幕引きしたい、という思いが先走っているようにも見えて、横柄そのもの。

 また、何で、呼ばれてこんな議論に入らなければならないのか!?、との態度アリアリ。「おっ、何だ俺、副本部長だったのか?!。」とのこと。嫌なら、断ればええやんか。

 もちろん、同じ出演者側の私の言うことではないかもしれないが、視聴者にはどう映っているのだろうかと思うと、少し残念な気持ちである。

 と、こんな状態で日曜の政治番組を初体験して、その後新幹線に飛び乗って、帰寧した。

日曜政治番組