支持表明!

2010年9月2日 (木) ─

 昨日、民主党代表選挙が公示された。

 小沢前幹事長、菅総理の二候補が立候補届けを済ませ、選挙戦がスタートした。

 この厳しい経済環境下で選挙をやっている場合ではない、とのお叱りも頂くが二年前から定められた代表選挙である。公党として、党員・サポーターの皆さんと約束してきた直接参加による開かれた代表選挙を粛々と進めていかなければならない。

 代表選挙に至るさまざまな過程で、揣摩臆測を呼ぶ報道が繰り返されることもあったが、僕は公示を受けて候補者が決まった段階でその政権政策(政見)を見極めたうえで判断したいと考えてきた。

 とりわけ、派閥間抗争と見紛うばかりの早期の囲い込み運動には与すべきではないと考えてきた。

 昨年5月、鳩山・岡田の代表選挙を終えて、僕は野田グループである「花斉会」を退会した。

 新しい政治を目指す民主党において、派閥・グループの一員として行動することの限界を感じ、さらにはこうした派閥・グループの存在そのものが民主党において旧来の政治回帰を指向せざるを得ない状況を作っていると実感したからだった。

 以来、どこにも属さず、かつ派閥活動は行わないと決めた。一匹狼ならぬ一匹ゴリラ(?)として活動してきた。本来、政治家一人ひとりが、自立的な選択者として判断し行動すべきである。派閥やグループの意思に縛られることなく、政策、見識、行動によって判断し、リーダーを選ぶのが代表選挙ではないか。

 こんな想いで、僕は派閥間抗争ではないところから、この選挙を見、そして行動していこうと思っていた。

 立候補届出と同時に小沢一郎候補、菅直人候補それぞれに、候補者として初めて政見を示された。
http://www.dpj.or.jp/news/files/ozawa33seiken_ryakureki.pdf
http://www.dpj.or.jp/news/files/kan33seiken_ryakureki.pdf

 昨日はいずれの陣営の決起集会にも参加せず、党主催の共同記者会見に行った。1時間の両候補の決意表明、質疑応答をじっくりと見た。一晩、熟慮した。

 そして、選挙は始まったばかりであるが、政治家として、また党員・サポーターをお願いしてきた立場として自らの意思を表明すべき時だと判断した。

 政見については、いずれもが全てを満足するものではない。しかし、その中で、国民生活に直結する課題の解決にどのように取組もうとしているのかが、最も重要なポイントであると考えた。

 政見の検討結果はあらためて記そうと思うが、僕は代表選挙における政策比較で、大きくは経済政策、政治改革、行財政改革、税制の抜本改革について、具体的な施策の深化を示している、菅候補を支持することを決めた。

 党員・サポーターをはじめとする多くの皆さんに説明責任を果たしてまいりたいと思っている。

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