安堵の朝

2015年4月13日 (月) ─

 四年前の県議選、地元選挙区では四人の候補者を擁立した。09年に政権交代を果たし、地方における党勢拡大を党の大方針として打ち出されたのを受けて、県連でも倍増計画を打ちあげてきた。

 地元の奈良市・山辺郡選挙区では、3期、4期の現職に加えて新人二名を擁立した。

 しかし、東日本大震災後の福島第一原発事故対応担当総理補佐官として一時たりとも現場を離れることができず、祈るような気持ちで県議選を見守ったが、現職二名と新人一名の落選。議席を一つ減らすことになってしまった。地元に戻り選挙応援をすることもできずの選挙、まさに痛恨の極みであった。

 そして、今回、捲土重来の想いで5期目へ挑む田尻匠元県議と2期目の挑戦、猪奥美里県議の二人の擁立で臨んだ県議選。私も、候補者の街宣車に連日乗り、また事務所、まぶち会あげての電話、声かけとあらゆる応援を行い、候補二名の当選を得ることができた。

 二人にいただいたご支援に心から感謝すると共に、地元選挙区での党勢を確保することができ、正直ホッと一息ついたところでもある。

 しかし、県全体を見れば現有7議席から4議席へと減らすことになり、党勢退潮傾向に歯止めがきいていない状況だ。奈良市・山辺郡では結果を生み出すことができたが、全県的にも全国的にも厳しい状況であることに変わりなく、事態を重く受け止めなければならない。

 県知事選挙は、現職の荒井正吾候補を推薦しこれも、党をあげての戦いを展開してきた。こちらも、結果を得ることができた。県政の停滞を訴える他候補もいたが、確実に一切のしがらみを断ち切り、利権政治を一掃し奈良を変えようとしている荒井知事の改革を高く評価するところでもあった。知事の3期目の県政に大きく期待する。

 地元における党公認候補の当選と、知事選での勝利で、ひとまずは統一地方選前半戦は終了。奈良県第1区では、後半戦はないので、地元以外の応援に入ることになると思うが、まずは安堵の朝を迎えることができた。

 県会二議席目の獲得が明らかになったのが、午前1時半。それから、今日の朝の駅頭配布のニュース原稿を作り印刷かけて、朝6時半からの街頭演説。

 フラフラだけど、勝利と安堵の朝は、心穏やかに心地よくマイクを持つことができました。

安堵の朝