再議決後の静かな展開

2008年5月14日 (水) ─

 昨日、衆院での三度目の再議決がなされた。

 4月30日に歳入法が再議決されたのでそれに伴う歳出法の再議決は織り込み済み、予想されたこと。前回のような議長室に詰め寄るなどの行動もなく、本会議に出席して反対票を投じるという当たり前の採決となった。

 再議決に際しての取材が集中した。道路、ガソリン税をめぐるこの攻防で何が変わったか、何が変わらなかったか。

 一も二もなく、道路をひとつのテーマとして改めて「税金の使い方」に国民の目が向いたということが最大の成果だろう。政治によって混乱させられた、のではなく政治は常に国民生活を左右する権限を持っていることを忘れてはならない。だからこそ権力の行使に対しては国民は不断の監視を続けなければならない。ねじれ国会、政局ばかり、などの声もあるが、このガソリン税をめぐる一連の攻防は国民に改めて政治の影響力を知らしめることになった。

 だから、これからが勝負だ。歳入歳出の仕組みがかつてに戻った。しかし、国民は従来の税金の使い方を許しはしない。正念場となる。

 3時間の長い本会議が終わって、急遽内閣委員会のメンバーが招集される。国家公務員制度改革基本法の審議が水曜日に始まるとのこと。先週金曜日に代表質問をしたが、与党の抵抗勢力族議員理事のサボタージュにより水曜日は一般質疑というふざけた状況だったのが急転直下、審議入りとなった。

 「朝ズバッ!」で、与党が審議を進めない!と言いまくったのが効いたかな...?

 しかし、急な質疑ということでバッターに指名される。1時間。先頭が僕で60分、理事のケンタ(泉健太代議士)が30分で行革調査会長のゴーメイさん(松本剛明代議士)が60分。こりゃ、この法案で3時間くらいやんなきゃダメかもな。

さぁー、質疑準備に入るか!と会館に向かおうとすると田中真紀子代議士から声をかけられる。

 「先日は、父のことをありがとうございます。あんまり、素敵な言葉をいただいたので、議事録取り寄せて地元で紹介しています。先生いつも、父のことをおっしゃっていただいてますよね。」

 こ、こちらこそありがとうございます、と恐縮してペコリと頭を下げる。小学校6年生の時に授業を中断して担任の先生が教室のテレビで見せてくれた田中角榮総理大臣の誕生の瞬間こそ、僕が政治家を志す原点となった。

 折にふれ、田中角榮元総理のことをしゃべっているし、ここでも書いている。田中角榮元総理が国会議員であったときに残した1217件のすべての議事録に目を通してきた。ある意味、田中角榮マニアでもある。

 代表質問や、予算委員会などでも再三取り上げてきた。そのたびに真紀子さんからお礼を言われた。むしろ、こちらこそ恐縮してしまう。

再議決後の静かな展開