代表の再来県

2007年3月14日 (水) ─

 昨年の12月に続いて、小沢代表が、参院選一人区行脚の二巡目で来県。今回は、連合の高木会長と共に地元の連合との連携強化が主な目的。

 しかし、せっかくの来県ということで代表からは、連合の会合とは別に、普段なかなか伺えないようなところにご挨拶や視察に行きたいとのこと。急遽訪問の段取りをつける。

 一つ目は、奈良県建設業協会。

 公共事業の削減や一般競争入札への流れの中で、地元建設業界は厳しい状況にある。政府は好景気と言いながらも、それは中央の話。地方の小さな工事まで、スーパーゼネコンが踏み込んできて地元企業は悲鳴を上げている。建設業協会の皆さんも同様の立場で、皆一様に今後を憂いておられる。

 たまたま当日は、建設業協会で理事会が開かれているところだったのだが、突然の訪問にもかかわらず皆さんのお取り計らいで表敬訪問ができた。

 小沢代表が、「競争原理一辺倒」がセーフティネットをくずしていくと話されると、理事の皆さんも身をぐっと乗り出す。かつて、箱根研修でも会ったことがある、と懐かしそうに話される理事さんたちもおられて、和やかにその場を辞した。

 次いで山に入り、田原の大和茶生産農家の皆さんとの語らいの場。土地改良事業の柔軟性の無さにも意見が出、農政の取り組みについて小沢代表からも発される。生産地表示についても、深刻な課題として生産者から現状の問題点を訴えられる。詳細については、あらためて私がお話を聞かせていただくことを約束して、お茶を一杯いただいて町に下りる。

 連合との会合を終え、また懇親会も済んだところで、今度は若い経営者たちが集っているところへの訪問。これも、急遽のサプライズなのだが代表は快諾で、会場着。

 突然、小沢代表が部屋に入ると驚きの歓声と拍手が沸き起こる。地元で商売をしている若手経営者たちの厳しい状況やこれからについて、意見交換を行って写真撮影や名刺交換を終えて、急ぎ足で別途懇親会の二次会へ移動。

 貸切の店で、小沢代表のカラオケまで飛び出し、参加者は大喜び。小沢代表の十八番、「北上夜曲」を初めて聞いた。ヘェーッ、歌うんだ!?、と驚いたが、ウマイ。何でもできるんだろうな、きっと。

 夜遅くまでもお付き合いいただいて、ホテルまでお送りする。

 こんなに気さくな方だということを、触れた皆さんには感じていただけたのではないか。親しみやすさを、もっと前面に出しもよいと思うのだけれどなぁ、党としては...。

 ホテルから、まだ盛り上がっている若手経営者の皆さんとの会合に再合流。その後いっそう盛り上がり深夜まで続いたのは言うまでもない。

 やはり、地元は楽しい(!)。

代表の再来県