予算委「経読み」開始

2007年1月31日 (水) ─

 柳沢発言問題で大混乱の様相は、とうとう国会の現場に波及してきた。「予算審議に入る前に」「柳沢大臣が辞任するよう要求」したので、予算審議入りは認められないとのことで予算委メンバーは全員国対役員室で待機。

 そこへ、自民党の森英介代議士が予算委の理事に委員会出席の要請に民主党国対の部屋にやってくる。執行部は、審議に応じられるように早く柳沢さんに辞めてもらってください、と対応。

 森理事も、それでは説得交渉不調ということで、と退室される。

 いわゆる、様式美の世界。セレモニーだ。与党は野党に説得を試みたがダメであった、とのかたちを残しにきた。

 そして、定刻より遅れて予算委では平成19年度の予算案の趣旨説明が始まる。いわゆる「お経読み」。一通りの説明が終わって委員会は散会。

 明日のNHK中継が中止という連絡が入る。午後3時20分から予定されていた民主党の2時間40分枠は、菅代表代行1時間20分、まぶち1時間20分のバッターだったのだが、幻に終わるか。

 柳沢大臣の辞任要求の一方で、野党側のスキャンダルがリークされたとの情報が入る。記者に聞くと民主党ではないという。与党も、つぶしあいに来たか...。

 永田町模様は続く。今日は、夜なべだ。

予算委「経読み」開始