予算と代表質問と知事選と

2007年2月26日 (月) ─

 やれやれ、一週間も空いてしまった。

 先週の月曜日の予算委員会の質問から、その後原口代議士に引き継がれた沖縄問題。さらに財務金融委員会は不正常で現場は混乱しながらも本会議での特別会計法案に対する代表質問を急遽行うことに。また県知事選挙への対応、県連対応で地元とのやり取りで、四苦八苦。週末の県連大会を控えてギリギリの対応が続いた。

 そして、土曜日の朝一番で地元に戻り県連大会ならびに記者会見。さらには二転三転する顛末の報告を北海道の小樽まで選対委員長に報告に飛ぶ。これまた翌日曜日に奈良に戻りシビックミーティング、天下国家を語る会に顔を出し、病気療養中だった御所の市議さんの訃報を受け弔問に走り、最終で上京して今日朝一番の予算委員会へ。

 あまりにも多くのことがありすぎたのと、生々しい話を公開できない事情などもあって、書けない状態が続いた。

 落ち着いたら書こうと考えながらも、人のことという意味で「人事」の一つになると思う候補者の話や、誰がどの選挙に出るとか出ないとか、まぁ、結局途中の話は、一切表には出せない。

 本当に、この一週間はフラフラになった。

 さて、私の一週間前の質疑だが、尾身財務大臣が関わる沖縄科学技術大学院大学の話。

 科学技術畑に強いと言われる尾身大臣は通産省から政界に転じ経企庁長官を経て、平成10年、自民党総務局長時代に沖縄県知事選挙を取り仕切ったとされる。その翌年より尾身大臣には沖縄企業からいっせいに政治献金が寄せられるようになり、平成13年に沖縄・科学技術担当大臣に就任後、自らの得意分野の科学技術と沖縄振興を合体させた「沖縄科学技術大学院大学」構想を自身で打ち上げる。総事業費700億円とも言われる事業。

 そしてその事業で発注される公共工事の受注が尾身大臣の政治団体の主要メンバーとされる企業であった。そして、その発注工事が随意契約されている経過が不透明だとして、原口代議士が引き継いで質疑を続けていただいているが、まさに政官業の癒着と言われても仕方のないような事態がそこに垣間見られると質疑の中では指摘した。

 詳細は、衆議院TVや議事録などでご覧いただきたいのだが、いずれにしても大臣自らが説明責任を負う部分が大きいと指摘した。

 丁寧かつ丹念な調査に基づいた、問題の本質を抉り出す大きな構図を示す質疑を、与党政治家相手に堂々と行うことが求められていると思うのだが、なかなか大変なのも事実である。

 予算委員会での野党としての追求の二の矢、三の矢が待たれている。

予算と代表質問と知事選と