予定調和

2007年9月24日 (月) ─

 予想通りというか予定通りといった方が良いところなのか判らないが、福田総裁の誕生である。予定調和が、この国の特質の一つなのかもしれない。

 例によってコメント求められるが、「特になし」。そして党役員人事が報道されるが、組閣まではズーット自民党一色の報道だろう。

 それより、明日から再開ということでやれやれと言う感じだ。開会中にもかかわらず総裁選で国会が開かれていない、ということに対する批判が多い。このような状況になった政府与党の責任は当然問われるものだと思うが、メディアに登場する批判はずいぶん的外れなものもある。

 総理がいなくても国会で委員会くらいが開けるだろう、とか開会中の一日の経費は何億(メディアによっては2~3億円とバラバラだけど)もかかるのにムダだ、とか色々。

 総理が辞意を表明している内閣の答弁が責任あるものになろうはずがない。また所信表明とそれに対する代表質問を行わずして委員会など開けようはずがない。新総理、新内閣誕生を待つのが道理だろう。

 また、国会運営のために衆参事務局があるのだがその総予算を一日当たりに換算しても意味があるのだろうか。わが国の国会は通年国会ではなく会期制だから、開会中だけの臨時職員を事務局に置けばいいというわけにはいかない。

 政権政党の混乱は、やはりこの国が転換期の真っ只中にいることをあらためて印象付ける。

予定調和