リジホ

2007年2月8日 (木) ─

 委員会の理事という役職がある。

 与野党間での委員会の質疑枠、質疑案件、あるいは委員会そのものが開かれるか否かということも含めてこの理事たちで決める。いわゆる「現場」の責任者である。

 国会では、国会運営そのものに責任を持つ「国対」と審議を行う各委員会の「現場」と、本会議の運営舵取りを行う「議運」が連携して戦略・戦術を練る。「現場で頑張る」とは委員会開催の可否や審議時間、果ては参考人招致や証人喚問などの要求を行いかつ審議で追い詰めていくことを意味する。こうしたことの任に当たるのが理事である。

 民主党が119名まで減ったので、各委員会に割り当てられる人員が減った。当然、理事員数も減った。ほとんどの委員会で2名である。この2名で与野党との交渉、審議時間の割り当て、国対との調整、質疑者の選定などを行うので大忙しである。4月に統一地方選を控える今国会では、予算委員会が勝負ドコロと言われているので、予算の理事さんたちはなおさら大変だ。

 わが党の予算委理事は、筆頭が枝野幸男代議士に次席が中川正春代議士。お二人は自らの質問も抱えながら奮闘精励されている。そんな理事さんたちをサポートする役目というのが国対で設置された。リジホ、という。そ、党内で勝手に作ったポストだが理事補すなわち理事さんたちを補佐する役目である。

 この「補」に任命された。いきなり委員会でも理事さんと並んで一番前の席に移らされる。

 理事は正式に理事懇や理事会に出席されるが、こっちは「補」だから陪席もなし。従って理事さんからの情報を委員の皆さんにお伝えするのみとなるが、それでも理事さんたちの負担軽減に少しでも役立てば、と思っている。

 しかし、リジホなるものの認識を党内ならびに委員の皆さんにしていただけているのかは、はなはだ不安でもある。

リジホ