マニフェスト項目合意

2009年12月23日 (水) ─

 友人のご子息が亡くなるという悲報に、あわてて地方へ向かう。心情を思うと、胸が張り裂けそうになる...。

 飛び乗った新幹線で、財布を開けてビックリ。紙のお札が一枚も入ってない!ゲッ、あわてて小銭入れを探ると50円玉と10円玉三枚、5円玉一枚。85円とは、なんとも心もとない。

 そー言えば、昨日寝入りばなに、しほりが枕元に来て「お父さん、奈良に帰る夜行バスの予約するから交通費ください」とか言ってた。アーわかったわかったとか言いながら起きるのめんどくさいからそこのお財布から持ってってとか言ったような気がする。

 しかし、おまえ、すっからかんやないか。新幹線が着くまでに、算段せにゃならん。

 などと考えているところに、最終に向けての予算編成の確認事項が飛び込んでくる。昨日中に片付けたものと若干の積み残しなどあるが、おおむねそろっている。いずれにせよ、今日、明日の一両日の話である。

 昨日、何とか国交省と財務省の間でマニフェスト項目の合意ができた。

 高速道路無料化の段階的実施に向けての社会実験費用、1000億円が決まった。ここまで、紆余曲折、いろいろあった。途中経過は様々な揣摩憶測(しまおくそく)を招くため、一切洩らさずだった。どれほどの計画と検討が日の目を見なかったかを考えると、連日連夜、がんばってくれた職員の皆に申し訳ない想いでいっぱいになる。

 しかし、そんな中でも、あきらめることなくがんばっていこう!と励まし続けた。予算総枠と計画は概ね決まったが、新たな国家の背骨を構築していく作業はこれからだ。

 当初要求額が6000億円。相当絞り込まれたがこの厳しい財政状況の中では仕方がない。

 国民の皆さんに、生活で実感できる成果を、この社会実験で享受していただきたいと心より願う。

マニフェスト項目合意