ファクトを求めて

2008年2月10日 (日) ─

 朝から国会の会館にこもる。休みの日だからジャージ姿。楽だし。衛視さんも、僕とは気づかず多分清掃業者の人だと思ってるんだろうけど挨拶しても「ウン」と一瞥のみ。

 雪も溶けて、都内はいつもの冬の朝。そういえば去年もこの2月の連休明けの火曜日に質疑で、日、月こもって準備してたっけ。昨日一日だけの地元活動だったけど、雪で予定がキャンセルになって消化不良。奈良が恋しい。

 でも、ありがたいことに休みの中インターン含むスタッフ全員が出てきてくれている。シーンとした会館の中で馬淵事務所は熱気でムンムン。がんばらねば。

 各方面から火曜日の質疑の内容を詮索する動きがあるが、特別なことをやるわけではない。

 今回は、政策論。それも、いわゆる「決算の視点」ではない「予算の視点」でやりたいと思っている。会計検査院的観点は、税金の無駄遣いをチェックする上で極めて重要である。しかし、それだけではない政策の延長にある予算についての議論こそ予算委員会に求められる。

 もちろん、国対的には政府を追い詰めるという一点が狙いだと思う。抽象的な政策論が、政府や官僚を(答弁が楽だから)喜ばせるだけの質疑になるのはよくわかっている。だからこそ、抽象論ではない政策マターで問題の本質を議論できないか、という課題を持って臨む。

 そのためには、何よりもファクト、事実。「事実」を示していくことしかない。気の遠くなるような作業を重ねてきた。

 昨年の臨時国会での予算委員会質疑直後の10月16日より、「次の国会での国民的イシューは道路だ!」と決め打ちして、調査を始めて足掛け4ヶ月。視察やヒアリングも含めて膨大な調査資料を集めては、あーでもないこーでもないと調べ倒して、実際に質疑に資するものは多分1%にも満たない。4ヶ月の調査の仕方がまずかった、ムダだったとは言わないが、実際に「事実」として政府を質すことができる材料が簡単に手に入るわけないということ。

 ま、普通に考えれば当たり前だけど。

 でも、一つ一つの資料を丁寧に見ていくと、あれっ?というものにぶち当たることもある。要はそれしかない。

 ギリギリまで、資料とにらめっこだ。

ファクトを求めて