ネコとアヒルが...

2009年12月12日 (土) ─

 年末の「天下国家を語る会」は恒例の大忘年会。この目玉は、事務所スタッフによるかくし芸。

 年初のスタッフミーティングでは、事務所の一年の目標と各自のノルマに併せて、大忘年会でのかくし芸を磨くことが必須命題として提示される。大事なところは、「笑いを取れ!」。下手でもいいけど、笑いが取れるところが大事。皆、「変な事務所...」って思ってると思うけど。

 11月に入るくらいになると、今年は何しよーかー?、とスタッフ同士がこそこそと話してるのが耳に入る。浮かばなかったら、指定するよ!と言うと、皆「大丈夫です!」と手を振る。

 公設秘書二人組みはそれで、ピンクレディーになってしまったしな。

 タケは去年、チューニングみたいなギター演奏で終わったから、皆から大顰蹙で、「おまえ、ここは今年挽回やで!」とハッパかけていた。

 一方、僕自身も何かしなきゃぁ、と考えてた。去年、末っ子のプッチにパパと一緒に「ポニョ」歌おうよー、とお願いしたんだけどダメだったし。「プッチは本名、のぞみだよー。大橋のぞみちゃんと一緒なんだからさー」って無理な理屈で頼んでたんだけど、固かった。

 悩んでいたところに、耳にこびりついて離れないフレーズがあることに気づく。

「ネコとアヒルがチカラをあわせてみんなの幸せを~♪」

 これだよ、これ。

 幸せを~のところが「を~」じゃなくて「お~」なんだよね。かわいらしいよー、これ、今年こそ、プッチと歌おう。ね!と、必死で頼むのだが、去年からさらに一年大きくなって年齢を二ケタに上げた末っ子はにべもなく、「ムリ!」。

 つれないなぁ。

 よし、じゃCD出たらしいからそれ聞いてみて、よかったら、ネ、としつこく食い下がる。

 深夜、買いに行く間がないのでネットでダウンロード購入。安いな、150円?。久しぶりに我が家で、ほら、一緒に聞こ!

 「ポロロン、ポロロン、ポロポロポロポロロ~ン♪」?、オルゴール版。

 「歌、ないやん」のプッチの一言で、あっけなく幕。

 交渉ベタ。

ネコとアヒルが...