ツァイガルニク効果

2013年5月10日 (金) ─

 全国を駆け回りながら選挙対策準備を進める日々だが、政治家としての本来業務である政策作りについては移動の車中やわずかな日程の隙間をぬって資料を読み漁り考えをまとめるという作業の繰り返し。

 さすがに、落ち着いて考えることのできない状況を憂慮しながらも、こうした限定した時間の中での知識の詰め込みと論点整理というのは大変ながらも、妙に集中しているせいか頭の中の記憶が鮮明だな、と思っていたら「それ『所さんの目がテン』でやってましたよ」と秘書から言われる。

 ふーん、そーなんだ。

 どうも、心理学ではツァイガルニク効果というそうだ。

 「未完の課題についての記憶は、完了した課題についての記憶より想起されやすい」という現象らしい。

 人は課題のある場面で緊張が起こり、課題を達成するまでそれを持続させようとする。そして課題が達成されると弛緩する。こうした人の特性によって、中断された課題達成について緊張状態が持続されるため、記憶に残りやすいとのこと。

 うーん、中断されるから緊張が続くかぁ…。ずっと頭が緊張してるってこと?

 でも、それって体に良くないよねぇ、とつぶやくと「ま、でも代議士適当に忘れてるみたいなんで、いいんじゃないすか!」と返ってきた。

 ツァイガルニク効果ないやん。

ツァイガルニク効果