チョロ松との現地視察

2006年6月3日 (土) ─

 共謀罪についての大詰め。民主党の再々修正案を与党が丸呑みするという回答を受けて、国対は紛糾する。

 とりわけ、与党の麻生外務大臣の「民主党案では国際条約の批准が難しい。」の発言と、細田国対委員長が語ったという、秋の臨時国会で丸呑みを修正すればいい、との発言が波紋を呼ぶ。

 細田国対委員長はこれらの報道を否定したが、与党の意図は透けて見える。

 かくして法務委員会は、このような状況下では再々修正案の提出も見送り、かつ採決には応じられないとの幹事長からの見解が表明されるにいたった。

 これにて、ジ・エンド。共謀罪をめぐる、与野党の攻防はこれで終わり(のハズ!?)だ。

 与党ですら継続審議を認めるこのような状況を、「民主党の審議拒否」としてご批判をいただくのはツライのだが、こういう経緯をご理解いただけないかなぁ...。

 さて、共謀罪など会期末に向けての国会をめぐる状況は混沌としていたのだが、自分は来週に向けて、質疑の準備を重ねる。

 今日は、昨日報道に上がった埼玉の耐震強度不足の物件、東武東上線若葉駅前の物件について、早朝より現地視察に赴く。施工の建設会社の現場事務所を訪ね、所長よりヒアリング。

 そして、その後特定行政庁である埼玉県の建築指導課をたずねる。

 埼玉県の上田知事は、私が政治の世界に入って初めて師匠と呼べる方でもある。落選後数々のご薫陶を受けた。上田知事との久々の再会で、当該物件の話のみならず埼玉県の改革を懇切丁寧に教えていただく。そして、その後の建築指導課のヒアリングは、上田知事から「思う存分、しっかりやってください!」という力強い言葉をいただいて、実施。

 指導課の皆さんからは丁寧に今回の件について、ご教授いただく。行政の皆さんのご苦労がよくわかり、勉強になる。建築指導課から本件の資料をいただいて辞する。

 行政の透明性を高めて、国民への公益に資する姿勢はさすが上田県政、その徹底ぶりが伺えて敬服する。

 東京に帰ると山ほどの情報が寄せられている。今日の帰郷はあきらめないといけないな。実はあいにく、オニケンは今日は引越しで休暇。ロミヒーと埼玉の鶴ヶ島と県庁までロングドライブだった。

 と、車中でロミヒーから一言。代議士、ロミヒーって男と思われてんですョ!!!。オッ、ゴメン!。そっか!?。

 じゃ、ハンドルネーム(違うか?)、変えよか?、何がいい?。などという会話の中で、ロミヒーは比較的小柄だということであらためて「チビ松」でどうかと議論。でもなぁ、チビはマズイよな、チビは。嫌な気分の人もいるかもしれないし...。

 で、この不易塾日記では、ロミヒーは「チョロ松(まつ)」になりました(ますます、男と間違われる!、とクレーム受けてます)。今後、当エッセーでの「チョロ松」は女性ですからよろしくお願いします!。

 そして、チョロ松との始めての現地視察はそれなりに成果があったということをご報告いたします!。

チョロ松との現地視察